2014年7月22日火曜日

キジバト営巣断念!


キジバトの巣を観察し続けていますが、
前回のブログ更新の次の日から
キジバトの巣はあっても、
鳥の姿が見えなくなりました。

巣材の枝もやや落ちそうに傾いてきました。

やはり、あの環境では難しかったんでしょうか。
確かに、道路際で人が手を伸ばせば届いてしまいそうな距離。
雨や風にも耐えられなさそうな、マンションの植栽。

簡単な造りは、すぐに諦めがつくのでしょうか。

今頃、近くのどこかで、巣作りをしているのかもしれません。

残念ですが、都会に棲む野生生物の運命なのでしょう。

もっともっとバードピアの活動を
広めていかなければならないと思いました。

2014年7月18日金曜日

キジバト営巣中

昨日の朝見つけたキジバト。
帰宅途中に見たときは、巣がだいぶできていて、
キジバトが1羽、ちょこんと巣の脇にいました。

今朝は、巣材が増えていましたが、
それでも巣材を運んでいる最中でした。

キジバトにしては、頑張っている感じです。

巣を作っているハクモクレンは、バス通り。
こんな環境です。




私なら、絶対に子育ての場所に選ばないでしょう。

巣を見ていたら、キジバトが1羽、巣材をくわえて戻ってきました。


ちょっと目が合ったみたいです。

そして、すぐにまた、巣材探しに飛び立って行きました。

こんなに人通りが多く、車も多い場所で、無事子育てができるのか、
興味津々です。

2014年7月17日木曜日

枝をくわえたキジバト

梅雨明け間近の東京です。
ニイニイゼミも羽化して鳴き始めました。

今朝、出勤途中、バス通り沿いの電線に
細い枝をくわえたキジバトを見つけました。

しばらくどこに飛んでいくか見ていたら、
バス通り沿いにあるマンションの植栽の
ハクモクレンの枝にとまりました。

でも、枝が長めでバランスが悪く、
おっとっとっと・・・・・
バランスを崩して、上の電線に一旦とまり、
今度はハクモクレンの上の方に枝を持って行きました。

そこには、もう一羽キジバトが待っていました。
ペアなんでしょうね。

枝を持っていき、二羽でゴソゴソ。

これ以上時間がなかったので観察は終了しましたが、
今日の帰りと明日の出勤時に
もう一度観察しようと思います。

以前は都会では見られなかったキジバトが
こんなに排気ガスが多い道路沿いで営巣するとは驚きです。

より良い環境が整えば、
もっと多くの生きものが棲めるようになるに違いありません。

そんな意味でも、バードピアをどんどん広めていきたいと思います。


2014年7月1日火曜日

梅雨期なのに。

梅雨の晴れ間の清々しさも感じる今、林の中は、
今年生まれの幼鳥を伴った家族群を多く見ることができます。

またそれらがそれぞれの種、単独ではなく、
シジュウカラやメジロ、そしてエナガやとヤマガラなどが
一緒になって林の中で葉を目いっぱい展開した木々の枝の一本一本を
丁寧に点検するように見ながら
餌を採り幼鳥の口へはこんでいるのを見ることができます。

これらの種は、冬には異種間の群れが大きな群れを作り、
これを「冬の越冬混群」と言いますが、
今の季節の群れは「夏の育児のための家族混群」ということになるのでしょう。

さてこのような中、キビタキは、やや趣が異なり、
ひっそりと幼鳥を伴い、時折周囲では、オスが縄張りを宣言するように囀り、
メスが幼鳥へ盛んに餌を運んでいるのを見ることができます。

キビタキの幼鳥は、「シーッとかフィーとかツイー」などと
やさしく聞こえる声で親を呼んでいます。

ナミアゲハの幼虫大発生!

野外では幼鳥がたくさん観察されるこの頃です。
連盟にも「ヒナを拾ったんですが、どうすればいいですか?」
というお問合せが、今でも来ています。

ヒナを育てるための「イモムシ」もたくさん発生しています。

我が家のベランダにあるサンショウの木はみるみるうちに丸坊主!
小さな木に5匹の幼虫がいました。

この狭い空間では、植物、昆虫、鳥類…などの『喰う喰われる』の
バランスがとれるはずがないんですね。

バードピア登録者の方からも、野鳥の餌になると思って
大発生した虫をそのままにしていたけど、
野鳥が食べることなく、木の葉がどんどんなくなっていく、
というお手紙をいただきました。

皆さんのバードピアではいかがですか?
困ったこと、うまくいっていること等等ありましたら、
お知らせください。