梅雨の晴れ間の清々しさも感じる今、林の中は、
今年生まれの幼鳥を伴った家族群を多く見ることができます。
またそれらがそれぞれの種、単独ではなく、
シジュウカラやメジロ、そしてエナガやとヤマガラなどが
一緒になって林の中で葉を目いっぱい展開した木々の枝の一本一本を
丁寧に点検するように見ながら
餌を採り幼鳥の口へはこんでいるのを見ることができます。
これらの種は、冬には異種間の群れが大きな群れを作り、
これを「冬の越冬混群」と言いますが、
今の季節の群れは「夏の育児のための家族混群」ということになるのでしょう。
さてこのような中、キビタキは、やや趣が異なり、
ひっそりと幼鳥を伴い、時折周囲では、オスが縄張りを宣言するように囀り、
メスが幼鳥へ盛んに餌を運んでいるのを見ることができます。
キビタキの幼鳥は、「シーッとかフィーとかツイー」などと
やさしく聞こえる声で親を呼んでいます。
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